・針刺し事故等によるHIV感染防止対策について
         平成九年八月一日 消防救第百七十七号
         各都道府県消防防災主管部長あて 消防庁救急救助課長

  HIV(AIDSウイルス、人免疫不全ウイルス)の感染防止につい
 ては、これまでにも、「救急業務等の実施に当たってのAIDS感染防
 止対策の確立について」(昭和六十二年四月三十日付け消防救第三十八
 号各都道府県知事あて消防庁次長通知)等により種々御配慮を頂いてい
 るところであるが、今般、国立国際医療センター病院エイズ治療・研究
 開発センターにおいて「針刺し後のHIV感染防止のための予防服用マ
 ニュアル」が作成されたところである。

  これを受け、エイズ治療の拠点病院等医療機関において万一針刺し事
 故が発生した場合には、本マニュアルの活用により予防薬服用を含め、
 感染予防のための対策が円滑に行われるよう「針刺し後のHIV感染防
 止体制の整備について」(平成九年四月三十日付け指第四十七号健医感
 発第五十三号各都道府県衛生主管部局(長)あて厚生省健康政策局指導
 課長厚生省保健医療局エイズ結核感染症課長通知)が別添のように指導
 されたところである。

  ついては、静脈路確保に係る穿刺を行う救急救命士をはじめ、救急隊
 員がその業務の活動中に同種の事故等が発生した場合にも同様に迅速な
 対応が求められるため別添指導通知を参考の上、それぞれの地域実状に
 応じた対応マニュアルの策定や、予防薬を常備している医療機関との連
 携を図るなど所要の感染防止対策に万全を期すよう指導されたい。

  なお、この旨、貴管下市町村(消防の事務を処理する一都事務組合を
 含む。) にもよろしく示達されたい。

 別 添


                       指弟 四 十 七 号
                        健医感発第五十三号
                        平成九年四月三十日
   各都道府県衛生主管部(局)長 殿
                        厚生省健康政策局
                            指導課長
                        厚生省保健医療局
                      エイズ結核感染症課長

    針刺し後のHIV感染防止体制の整備について

  エイズ患者等が安心して医療を受ける体制の整備については、平成五
 年七月二十八日付健医発第八百二十五号厚生省保健医療局長通知「エイ
 ズ治療の拠点病院の整備について」 により取組み方お願いしているとこ
 ろであるが、今般、国立国際医療センター病院エイズ治療・研究開発セ
 ンターにおいて「針刺し後のHIV感染防止のための予防服用マニュア
 ル」が別添のとおり作成されたところである。

  エイズ治療の拠点病院(以下、「エイズ拠点病院」という。)等医療機
 関において万一針刺し事故が発生した場合には、本マニュアルの活用に
 より、予防薬服用を含め、感染予防のための対策が円滑に行われるよう
 貴管下における関係機関等への周知方をお願いする。

  また、エイズ拠点病院以外の医療機関において針刺し事故が発生した
 場合には、エイズ拠点病院において、予防薬等の提供、必要に応じた指
 導・助言等についても併せてお願いする。

  なお、院内感染防止体制の整備を図るためにエイズ拠点病院に配置す
 る予防薬及び地理的条件等からエイズ拠点病院のみへの配置では不十分
 との理由で地域医師会、救命救急センター等に配置する予防薬について
 も「エイズ対策促進事業」 の補助対象とすることとしているので念のた
 め申し伝える。

 別添 〔略〕


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