・「救急隊員の行う応急処置」の作成について


             昭和五十四年七月二日 消防予第百二十七号
             消防主管部長あて 消防庁予防救急課長

  消防法で規定された救急業務は、単なる搬送行為につきるものではな
 く、傷病者に対する応急処置、医師の現場要請等を通じて、傷病者に救
 命の機会をできる限り高めようとする救護活動として位置づけられてい
 ることは、ご承知のとおりである。

  今や救急業務は国民生活と深く結びつき、国民の救急業務に対する期
 待も大きく、その重要性は益々高まってきていることから、貴職にあっ
 ても、その教育訓練に意を用いているところと存ずる。これら救急隊員
 によって行われる応急処置等が、いずれの消防機関においても統一的な
 内容であることが、国民の付託に十分応えるものであることなどから、
 昨年七月「救急隊員の行う応急処置等の基準」が定められ告示という形
 式がとられたものである。

  これらの状況に鑑み、関係者等から救急隊員の教育訓練に当たって基
 準に見合う全国統一的な教科書、指導書の作成について強い要請があ
 り、「救急業務研究会」の委員諸氏によって銃意検討いただき報告され
 たものを、当庁で今回第一分冊として作成したところである。

  ついては、標記「救急隊員の行う応急処置」を別途送付するので都道
 府県消防学校、管下市町村消防本部(消防事務組合含む。以下同じ。)等
 に配付するとともに、救急隊員の教育訓練に当たって、その内容の一層
 の充実強化を図られるよう宜しく指導願いたい。なお実費程度の市販も
 予定しているので、参考までに申し添える。〔以下略〕



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