・救急救命士の資格を有する者の採用に伴う救急隊員資格等の取扱いについて

          平成五年三月二十九日 消防救第三十七号
          各都道府県消防主管部長あて 消防庁救急救助課長

  救急隊員の行う応急処置等の範囲の拡大に伴い、心肺停止状態に陥っ
 た傷病者に対する高度な応急処置については、救急隊員に救急救命士法
 (平成三年法律第三十六号)に定める救急救命士の資格を取得させて行
 うこととしたところであるが、救急救命士国家試験の受験資格について
 は、同法第三十四条各号に定める救急救命士養成所の卒業者及び同法附
 号)第二条第二項に定める初任教育は、すべての消防職員が修得すべ
 き基礎的教育訓練であるから、救急救命士の資格を有する新規採用消
 防職員に対してもこれを行うことが必要であること。

 2 前記1により救急隊員としての資格を取得した消防職員に対する
 「救急隊員の行う応急処置等の基準」(昭和五十三年消防庁告示第二
 号)第五条第二項の取扱いについては、それらの者は同項に定める救
 急標準課程又は救急II課程と同等以上と認められる講習の課程を修了
 しているものとして取り扱って差しつかえないものであること。

  なお、前記1により救急隊員としての資格を取得した消防職員を救
 急業務に従事させようとする場合には、消防長は、救急現場及び搬送
 途上における救急活動を理解させるため、あらかじめシミュレーショ
 ン実習、医療機関及び救急現場における実地研修等を実施するよう努
 められたいこと。

 3 救急救命士の資格を有する救急隊員に救急救命士法第四十四条第一
 項に定める特定行為を行わせようとする場合には、消防長は、関係医
 療機関等の協力を得て、当該救急隊員に対し、特定行為に係わる実技
 訓練等の機会を与えるよう配慮されたいこと。


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