本講義内容は旭川消防本部、玉田伸二さんがまとまられたものに、玉川先生から提供いただいたスライドデータを併せました。
WEB収載に当ってご理解をいただきました皆様お礼申し上げます。
日 時  平成11年10月2日
場 所  旭川厚生病院2階講堂
講 師  厚生病院麻酔科医長  玉川 進 医師
1 聴診器
2 血圧計 ・カフ幅と血圧値
  適正サイズは腕の直径の1.2倍
  カフが細いと値は高くなり,太いと低くなる(血流を止めるための力を考えると分り易い)
・上腕以外では,前腕や足首でも測定でき,値に有意差はない。また,服の上からでも2〜3枚の重ね着なら可能である。パルスオキシメーターの脈波でも可能だ。
3 経鼻エアウェイ ・適正サイズは,男性が7o,女性6oが標準と考えていい
・挿入のポイントは
  鼻孔を上に向け先端を後頭部の方向にまっすぐに入れる(鼻甲介が後頭部に向かって水平に走っているため)
  抵抗があればやめるか反対側の鼻孔にトライ(鼻中隔の湾曲や鼻たけ(蓄膿などによる)が原因である)
  鼻出血を起こしたら慌てて抜去せず(タンポン効果で止血されるため),吸引に徹する
4 ショックパンツ ・皮下気腫が出現したら,はずしたり加圧したりせずその時点での加圧状態のまま搬送する 5 心電計 ・モニター心電図の誘導はU誘導なのは,P波が見やすいからである
  Pがあって基線細動があるのは緊張や興奮が主
  Pがなくて基線細動があるのは心房細動の疑い
6 喉頭鏡,マギール鉗子 ・喉頭鏡は開口を十分にし,ブレード先端を右口角から右軟口蓋に進めて舌を寄せると視野が取れやすい。
・マギール鉗子は口の横から進入させる。正中からいれると視野がさえぎられる。マギール鉗子が曲がっているのは口元から入れやすくするためである。
・鉗子やハサミに指をいれる場合,示指と薬指をいれ他の指で固定する。そうすることで,3点固定が確実で動かない。
7 パルスオキシメーター ・マニキュアはさほど影響がない 8 バッグマスク ・気道確保を確実に。特に左小指が下顎角を確実に捉え挙上すること。
・顔を45°かそれ以上横向きにすると,換気がしやすく,保持も楽だ。
・補助呼吸は患者の呼吸に合わせてバッグをもむ方法で,はじめは送気量を少なくして実施する。
・リザーバーは必須だ。酸素取り込み量に歴然とした差が出てくる。この場合,流量は10リットル以上流すこと。

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