この原稿は救急医療ジャーナル'99第7巻第6号(通巻第40号)「TOPICSトピックス」のページを収載したものです。もしホームページを希望されない記事や訂正を希望される部分がありましたら、 web担当者までご連絡下さい。

災害時の人命救助のために、 自転車のペダルをこいで ジャッキアップ

 自転車のペダルをこいで空気圧ジャ ッキをふくらまし、倒壊した建造物か ら埋もれた人を救助する「ペダル式人 力空気圧ポンプ」(写真、図1)を、東 京工業大学制御システム工学学科北川 能教授、塚越秀行助手らのグループが 開発した。(以下略)

新警報サービス「リバース9・1・1」の運用が開始

 アメリカ テキサス州ロングピュー 新警報サービス「リバース9−1-1」 の導入によって、気象に関する警 報や、何らかの危険や混乱状況が起り うるという場合、救急サービス応答者 があらかじめ録音しておいたメッセー ジで、一般市民に警告できるようにな る。(以下略)

保健体育授業の一環として、中学3年生に 普通救命講習を実施

−神奈川県・愛川町消防本部  神奈川県・愛川町消防本部は、さる 9月7、8日、町立愛川中学校の3年 生189人を対象に、保健体育の授業 の一環として、普通救命講習会を実施 した。同消防本部管内には中学校が3 校あるが、普通救命講習会が開催され たのは、今回が初めてである。(以下略)

第1回救急夏期大学 in串原が開催

 さる8月26〜28日の3日間、岐阜 県・串原村にある奥矢作勤労青少年レ クリェーションセンターにおいて、 「第一回救急夏期大学in串原」(主催:荘道社)が、恵南医師会、串原村、 恵南消防組合の後援により開催され た。

救急医療従事者としての医学的なレベ ルアップはもとより、医療倫理や地域 医療のあり方、救急現場で問われる人 間性などについて、同大学のプランナ ーである澤田祐介教授(東海大学医学 部総合診療学)を中心に、救急医学に かかわる医師8人がそれぞれ講義を行 った。

今回のことについて、澤田教授は、 「従来の勉強会は、日程的に慌ただし いうえ、背広にネクタイといった堅苦 しいイメージがありました。そこで、 今回はジャージに短パンといったラフ な服装で、十分に時間をかけた勉強会 行いたいと考えました。 講師は、救急医療の第一線で活躍さ ている先生方にお願いしました。串 村の豊かな自然の中でなら、ホテル 講義室では聞けないような話など 、ざっくばらんにお話しいただける ろうし、夜には膝を突き合わせ、杯 片手に、21世紀のあるべき救急医療 姿を自由に語り合えるだろうと考え のです」 と、話している。

参加コースには2泊3日コースと1 コースが設けられ、それぞれ救急救 士やナースを始めとする救急医療関 係者が合計で108人参 加した。

 2泊3日の合宿コース では、開校式のあと、午 後2時15分から5時45分 まで、それぞれ15分間の 休憩を挟みながら、「救急 現場の身体所見」などの 講義が行われた。

 2日目は、6時起床、 ラジオ体操のあと、8時 15分から講義を開始し、 9時30分から1日コース の参加者と合流して、5 時30分まで、熱心な講義 が行われた。テーマは、 「中毒による災害につい て」、「母子救急」のほか、 「心臓移植の実際」、「心 機能の自動性」など、脳死についても 扱い、活発な議論が行われた。 また3日目は、「生命の輪の破綻」を テーマに、脳・心臓・肺という三つの 臓器の連関について、4人の専門家が それぞれの立場から論じ合った。


秋田市消防本部協力の 「乳児と成人の心肺蘇生法」の ビデオの活用を

 秋田市消防本部、市立秋田総合病院 が協力し、秋田市広報課が制作した「乳 児と成人の心肺蘇生法」のビデオ(非 売品)が、各地で乳幼児の救急法の普 及活動をしている乳幼児の突然死撲滅 キャンペーン実行委員会とダビングボ ランティアの協力によって、希望者に 実費(全国送料込み700円)で送付 されることになった。

 ビデオには、乳児の心肺蘇生法(1 人の場合、保育園等複数の職員がいる 場合、ものが詰まった場合)と、成人 の心肺蘇生法(一人の場合、ものが詰 まった場合)の紹介を中心に、通報時 の電話のかけ方、救急隊に引き継ぐま での対応などが収録されており、指導 にあたった円山啓司先生(市立秋田総 合病院中央診療手術室部)作成の解説 文も添付されている。

 万一の場合、冷静に行動するために は、日ごろからこのようなビデオを活 用し、心肺蘇生の方法や適切な対応の 仕方を覚えておくことが重要である。

 とくに大人より肺が小さい乳幼児で は、緊急時に素早く適切な対応ができ たかどうかが、生死を分けることがあ る。いざというときにあわてないため に、乳幼児の心肺蘇生法を知っておく ことは、保育園や幼稚園などの保育施 設はもとより、小さい子どものいる家 庭や職場などでも大切なことである。

 また、一般向けの救急講習会の資料 としても最適で、救急隊員にとっても 参考になるビデオである。 希望する方は、左記宛て連絡を。

乳幼児の突然死撲滅キヤンペーン実行委員 中村徳子
〒731−0141
広島県広島市安佐南区相田3-60-3
(TEL 082-878-9219、
FAX082-878-7923)
E-mail mammy@alles.or.jp


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